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ご祈祷

人生儀礼

人の一生には、いくつかの節目があります。日々のお参りとは別に、この節目に神さまへの感謝と祈りを捧げ、人生への決意を新たにするのが日本人の美しい伝統であり心ともいえます。その節目ごとの感謝と祈りを人生儀礼といいます。

着帯祝と安産祈願(神社祈願祭)

赤ちゃんが母親の胎内に宿ったときから、私たちは健やかな子が生まれますようにと神さまに祈ります。妊娠5ヶ月目の戌の日に、腹帯を持参して両親家族一同揃って神社に詣でて胎児の健全と発育と安産を祈願します。

2024年戌の日カレンダー

1月 2月 3月 4月 5月 6月
11日(木・赤口)
23日(火・赤口)
4日(日・赤口)
16日(金・先勝)
28日(水・先勝)
11日(月・先負)
23日(土・先負)
4日(木・先負)
16日(火・仏滅)
28日(日・仏滅)
10日(金・赤口)
22日(水・赤口)
3日(月・赤口)
15日(土・友引)
27日(木・友引)
7月 8月 9月 10月 11月 12月
9日(火・先負)
21日(日・先負)
2日(金・先負)
14日(水・大安)
26日(月・大安)
7日(土・赤口)
19日(木・赤口)
1日(火・赤口)
13日(日・先勝)
25日(金・先勝)
6日(水・先負)
18日(月・先負)
30日(土・先負)
12日(木・仏滅)
24日(火・仏滅)

初宮参りとお食い初め(神社祈願祭)

子供の今後の成長を祈って、男子は生後32日目、女子は33日目に神社へお参りし、祝詞を奏上してもらいます。生後100日にはお食い初めといって赤ちゃんに物を食べさせるまねをさせ、一生食べ物に困らない幸福に育ちますようにとの親の願いを込めるのです。

初節句と初誕生

初宮参りとお食い初め

生後初めての節句を初節句といい、男の子は5月5日、女の子は3月3日の日に両親や家族が子供の健やかな成長を祈る行事です。満一歳を祝う初誕生も初節句と同様の行事です。鹿児島ではお祝いの子供にわらじをはかせ餅を踏ませる風習があります。わらじは足腰の強い子、餅は健康な力のある子供にという願いが込められています。餅を背負わす所もあります。

七草(神社祈願祭)

南九州一帯にあるしきたりで、数え年7才の子が、正月7日、7軒の七草粥を頂きお祝いをし、神社に詣でて、今後の健康と成長を願うお祭。当神社では例年1月7日、七草粥を準備してお祝いのお子様を迎えております。本来数え年ですが、小学校入学前の年にされる地域もあります。

2024年 七草詣(数え年)

7歳 2018年(平成30年)生 男・女

七五三参り(神社祈願祭)

七五三参り

七五三は、子供の無事な発育を喜び、なお一層の成長を願ってお祝いの子に晴着を着せ、神社に詣でる行事です。男の子が数え年3歳と5歳、女の子が数え年3歳と7歳が親とともに宮参りをします。古くは男女3歳を髪置きの祝い、男児5歳を袴着の祝い、女児7歳を帯解きの祝いとして行っていました。

2024年 七五三詣(数え年)

3歳 2022年(令和4年)生 男・女
5歳 2020年(令和2年)生
7歳 2018年(平成30年)生

合格祈願・新入学・卒業・就職の奉告(神社祈願祭)

子供が立派な社会人となるまでの学業・教育は一生の重大事です。なかでも進学に際しては、本人の努力が十二分に発揮され、神さまに合格を祈るものです。就職試験、入学試験問わずめでたく合格されましたら御礼参りすることが大切です。

成人の祝い(神社祈願祭)

合格祈願・新入学・卒業・就職の奉告

1月の第2月曜は「成人の日」です。満20歳となった若人が社会の一員として、責任と義務、そして更なる努力を誓い開運を祈るお祭です。

結婚式(神社祈願祭)

結婚式

人生儀礼の中で最も晴れやかなものです。神さまから頂いた御縁によって結ばれた二人が神さまの前で「苦楽をともにし、明るく楽しい家庭を築き、子孫繁栄をはかる」ことを誓い合います。日本人であればこその神前結婚式。お二人の誓いとともに神さまの御加護、お導きを受けて、御両家の更なるご繁栄を祈ります。

結婚記念日

満1年 満5年 満10年 満15年
紙婚式 木婚式 錫婚式 水晶婚式
満20年 満25年 満50年 満75年
陶器婚式 銀婚式 金婚式 金剛石婚式

厄祓・家内安全(神社祈願祭)

厄年には古来災難が多く、障りのある行動や振る舞いは慎む年であるとされています。社会的にも、肉体的にも、精神的にも変化の年が厄年であり、神社に参詣して災を福に転ずるために、厄除けのお祓を受け災難を免れるものです。

一般的に男性は数え年25、42、61歳、女性は数え年19、33、37歳とされ、特に男性42歳、女性33歳は大厄といいます。また、上記年齢の前後を前厄、後厄といいます。厄年は地方により異なりますが、鹿児島では年明け節分までに厄祓いを済ませる風習があります。また、年の始めに厄年に限らず家族全員で厄祓・家内安全として一年の無病息災を祈願されます。

2024年 厄年(数え年)

男性
前厄 平成13年生
24歳
み(へび)
昭和59年生
41歳
ね(ねずみ)
昭和40年生
60歳
み(へび)
本厄 平成12年生
25歳
たつ
昭和58年生
42歳
ゐ(いのしし)
昭和39年生
61歳
たつ
後厄 平成11年生
26歳
う(うさぎ)
昭和57年生
43歳
いぬ
昭和38年生
62歳
う(うさぎ)
女性
前厄 平成19年生
18歳
ゐ(いのしし)
平成5年生
32歳
とり
平成元年生
36歳
み(へび)
本厄 平成18年生
19歳
いぬ
平成4年生
33歳
さる
昭和63年生
37歳
たつ
後厄 平成17年生
20歳
とり
平成3年生
34歳
ひつじ
昭和62年生
38歳
う(うさぎ)

長寿の祝・寿祭(神社祈願祭)

長寿の祝・寿祭

父母、祖父母をはじめ、一家のものが長寿である程おめでたいことはありません。家族一同そろって長命を寿ぐとともに神社に参拝し、平素の御加護に感謝し、ますます壮健で長生きするよう、お祝し祈願致します。

長寿の祝(数え年)

還暦 古希 喜寿 傘寿 米寿 卒寿 白寿 上寿
61歳 70歳 77歳 80歳 88歳 90歳 99歳 100歳

葬儀(出張祭典)

人生の最後の重儀とされ、手厚く奉仕せねばなりません。神式による葬儀を神葬祭といいます。亡くなられると・帰幽奉告祭・通夜祭・遷霊祭・告別式・出棺祭・火葬祭・埋葬祭(納骨祭)・帰家祭 以上のお祭が執り行われます。今日では、火葬祭、納骨祭を除いたほとんどの儀式が葬祭場でのお祭となっています。

人が亡くなって後、50日まで10日毎に一段と丁重に行います。これを毎十日祭といい、五十日祭は、葬儀が終わってから以後の最重儀ですが、出来る限り毎十日祭を行う様にしたいものです。

五十日祭を終えて後はじめて忌明けとなり、平常の生活にもどります。重儀である五十日祭終了後、個人の霊(みたま)を祖先をまつる祖霊舎に合祀する合祀祭を行います。合祀祭の後、一年祭までの間に、百日祭及び初(新)盆祭があります。五十日祭が済むまでは、神社参拝はできません。但し、やむを得ずお詣りの方は神社社務所に申し出てお祓いを受けていただきます。

一年祭の後、三年祭、五年祭、十年祭、二十年祭、三十年祭、四十年祭、五十年祭の祥月命日には、神職を招き親戚一同集い、年忌祭を行わねばなりません。

以上の年忌祭は満何年での奉仕となります。また、命日当日に行わない場合、引き寄せるのを良しとします。当神社では、百日祭以降のお祭は、神社でも行うことが可能です。その際は、祖霊舎(みたましろ)を持参して頂くことになります。

この人生儀礼は、昔から日本人が行ってきた風習、しきたりであるとともに、人生儀礼を行う事により、より一層、家庭、家族、親族の絆が築かれ深まるものです。

今日、時間がない、めんどくさい等、略儀になりがちですが、こういう時代だからこそ、家族、親族を呼んで人生儀礼を行い、絆を深めることが大切でしょう。

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