終戦八十年記念事業ご奉賛のお願い
~英霊の御遺徳を継承する為に~
鹿児島県護國神社は、明治天皇の思し召しによって明治元年に創建されました。以来、幾多の戦役で祖国を思い家族を慈しみつつ散華された鹿児島県に縁のある七万七千余柱の英霊を祀り、身近な郷土の守り神として多くの方々に崇敬されております。
申すまでも無く、当神社の第一の使命は英霊の御霊を慰霊し、その御遺徳を顕彰することであり、その為には戦争の記憶が失われないよう後世へと伝え続けなければなりません。この使命を果たす一つの手立てとして、昭和四十三年には、英霊の遺影及び遺品を保管し、その散逸を防ぎ、英霊の御功績を永久に讃えんとの目的で遺徳顕彰館が建設されました。しかしながら、五十年以上の歳月の経過とともに遺影や遺品には劣化が見られ、このままでは状態が悪化していく一方です。
そこで当神社では、令和七年の終戦八十年という大きな節目を迎えるにあたり、終戦八十年記念事業として、館内の遺影及び遺品類の保存環境を改善し、それらをデジタルデータとして保存し、さらに御参拝の方々が快適な環境で館内をご覧いただけるように改修することを計画いたしました。同時に皆様方が安心安全に御参拝頂けるよう、老朽化した社務所や斎館の部分改修も計画しております。
戦後八十年という歳月の経過と共に御遺族や戦友各位の御参拝は減少の一途を辿り、戦争の記憶が日々失われつつある状況の中、英霊の御遺徳を顕彰し、御心を後世へ伝えるためにも、本事業を完遂いたしたく存じます。
つきましては、終戦八十年という大変意義深い節目の年に、御遺族、崇敬者各位をはじめ、多くの皆様方のお力添えを賜り、この記念事業へ御奉賛頂きますよう、何卒お願い申し上げます。
鹿児島県護國神社 宮 司 野 村 浩 史
鹿児島県護國神社崇敬奉賛会 会 長 野 村 哲 郎
鹿児島県遺族連合会 会 長 代 行 瀬戸口 𠮷 至
【事業内容】
1、遺徳顕彰館改修工事
遺影や遺品類の保存環境を改善し、御参拝の皆様方が快適な環境で館内を御覧頂けるよう、内部を改修します。また、車椅子の方が入館できるようバリアフリー化します。
1、遺影及び遺品類のデジタルデータ化
遺影や遺品類をデジタルデータ化し、御参拝の皆様方が自由に閲覧できるように整理します。
1、社務所及び斎館の部分改修工事
安心安全な環境で御参拝できるよう社務所及び斎館の老朽化部分を改修します。
【奉賛金額】
個人 一口 五千円より
法人・団体 一口 一万円より
※本事業の趣旨を御理解頂き、複数口の御奉賛をお願い申し上げます
【予 算】
記念事業総経費 三千万円 募金期間 令和七年八月末迄
【奉賛者への待遇】
・一口以上ご奉賛を下さった全ての方の御芳名は御神前に奉告の上、芳名帳に記載し、社殿に納め永久に保存いたします。また、奉賛之証を贈呈いたします。
・十口以上の奉賛者は終戦八十年記念大祭(令和七年十月十三日)に御招待いたします。
【お申込み方法】
郵便振込 専用の振込用紙をお送り致します。下記の当神社社務所までご連絡下さい。
銀行振込 鹿児島信用金庫本店 普通 7561504 〈名義〉鹿児島縣護国神社崇敬奉賛会
※直接神社へお持ち頂いても結構でございます。
【お問合せ】
鹿児島県護國神社 社務所
〈住所〉鹿児島市草牟田二丁目六〇番七号
〈電話〉〇九九(二二六)七〇三〇
《 遺 徳 顕 彰 館 》
昭和四十三年に総工費八百万円を掛けて、戦没者の遺影や遺品を保管し、その散逸を防ぎ、御功績を称える目的で建設された。館内には御遺族からお預かりした英霊の遺影や、軍服・遺書などの遺品類が保管されている。
遺徳顕彰館